1970年代の伝記映画は、「英雄崇拝」から「人間の複雑さの探求」への転換点となりました。軍事指導者、音楽家、犯罪者、社会活動家など、多様な題材が取り上げられ、複雑な人物像・社会問題・反体制的な側面を強調する作品が増えました。
映画一覧
| Image | 邦題 / 英題 |
製作年 |
世界興収 |
総合 評価 |
ジャンル | 時間 |
動画配信 | Filmarks 評価 |
Tomato meter |
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IMDb RATING |
Meta score |
製作国 |
日本公開 |
米公開 |
監督 | 脚本 | 原作 | 出演者 | 配給 / 製作会社 |
あらすじ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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アルカトラズからの脱出 / Escape From Alcatraz |
1979年 | 0億4300万ドル | 81.4 | アクション ドラマ |
108分 | Prime Video U-NEXT TSUTAYA DISCAS music.jp |
3.7 | 97% | 85% | 7.5 | 76 | アメリカ | 1979年12月22日 | 0–0 | ドン・シーゲル |
リチャード・タッグル |
– | クリント・イーストウッド:フランク・モリス パトリック・マクグーハン:刑務所長 ロバーツ・ブロッサム:チェスター・“ドク”・ダルトン ジャック・チボー:クラレンス・アングリン フレッド・ウォード:ジョン・アングリン ポール・ベンジャミン:イングリッシュ ラリー・ハンキン:チャーリー・バッツ |
パラマウント映画=CIC / マルバソ・カンパニー/シーゲル・フィルム作品 |
脱獄不可能といわれる、サンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラズ刑務所に囚人・モーリスが護送されてきた。各地の刑務所で脱走を企ててきたモーリスは、ここでも仲間を得て密かに脱走計画を立てる。所長に目を付けられながらもコツコツと穴を掘り…。 |
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わが青春の輝き / My Brilliant Career |
1979年 | 0–0 | 74.6 | – | 99分 | – | 3.6 | 86% | 67% | 7.1 | 77 | オーストラリア | 1982年1月30日 | Feb 1, 1980, Limited | ジリアン・アームストロング |
エリノア・ウィットカム |
– | ジュディ・デイヴィス サム・ニール ウェンディ・ヒューズ ロバート・グラブ マックス・カレン アイリーン・ブリトン ピーター・ホイットフォード |
サンリオ映画 / ニュー・サウス・ウェイルズ・フィルム・コーポレーション |
1897年。オーストラリア南西部の農村地帯。貧しい農場を営むメルビン家の長女シビラ(ジュディ・デイヴィス)は、文学や音楽が大好きで、単調な貧しい農場生活を嫌い、いつか芸術関係の仕事で情熱的に人生を送りたいと願っている夢多き少女だ。そんな彼女はある日、母親から、経済的な事情から召使いとして働きに出てもらうことにしたという苛酷なことを聞く。ショックを受けた彼女のもとに、やがて朗報が入る。裕福な祖母がシビラを引き取りたいというのだ。シビラの新しい生活がはじまった。美しい叔母ヘレン(ウェンディ・ヒューズ)、執事フランク(ロバート・グラブ)とも打ちとけた。シビラは持ち前の快活さで周囲の人々を驚かせ親しみをもたれるが、時として、自分が美しく生まれなかったことを苦にしていた。ある日、おてんばぶりを発揮して木に上っていたシビラは、通りかかった一人の若者に声をかけられるが、照れから悪態をついて走り去った。しかし、晩さん会で、その若者が近くの名門の息子ハリー(サム・ニール)であることを知り、お互いに奇妙な出会いを意識した。ハンサムで口数が少ないハリーは、この自由奔放なシビラに魅力を感じはじめていた。しばらくして、シビラはハリーの家に招かれることになり、数日間、ガッシー伯母(パット・ケネディ)と三人の生活が送られることになる。楽しい数日が過ぎたが、ハリーが商用で出かけることになり、シビラは祖母の家に戻った。やがて何の連絡もなく戻ってきたハリーをシビラはなじった。そして名士たちが集まるパーティで、遂にハリーがシビラにプロポーズするが、結婚に束縛されたくない、もう少し時を欲しいと答えるシビラ。やがて、経済的理由でハリーは屋敷を手離すことになり北の方ヘ去り、シビラは父親の借金返済のため開拓農民の子供たちの家庭教師として、つらい生活を送ることになった。その任務を終え家に戻った彼女を、仕事が上昇しだしたハリーが訪れ、真剣にプロポーズする。彼女は真にハリーを愛しながらも、やはり、それを拒んだ。4年後、朝日ののぼる草原に、自伝の原稿を書き上げ出版社に送り、充足した思いにひたるシビラの姿があった。 |
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注目すべき人々との出会い / Meetings With Remarkable Men |
1979年 | 0–0 | 71.7 | ドラマ |
100分 | TSUTAYA DISCAS |
3.5 | 0–0 | 74% | 7.1 | 0–0 | イギリス | 1982年7月10日 | Aug 5, 1979, Limited | ピーター・ブルック |
ジャンヌ・ド・サルツマン ピーター・ブルック |
– | ドラガン・マクシモヴィク テレンス・スタンプ ウォーレン・ミッチェル コリン・ブレイクリー |
めるくまーる社 / リマー・プロ |
谷間にある天然の円形劇場に多くの人達が集まって来た。少年グルジェフ(M・ディミトリジヴィック)も岩の上から見おろしていた。ペルシャやコーカサスからやって来た語り部達が、二十年に一度、谷間の岩々にヴァイブレーションを与え、こだまさせた者が勝者となる競演が始まったのだった。大工仕事をする父親(ウォーレン・ミッツェル)は、グルジェフが将来は僧侶か科学者か医者になったらいいかと問うと、「自分自身になりなさい」と答えた。それからもグルジェフは平凡な日常の間隙にふと“奇蹟”が紛れこむのを目撃し、常識によって無難な解釈を与えられていくのに満足できなかった。青年になったグルジェフ(ドラガン・マクシモヴィック)は駅の機関車整備工として働いていたが、自分がなぜここにこうして存在しているのかという究明に渇望が強まるばかりで、仲間と探究を続けていた。グルジェフ達は古文書から紀元前二千五百年に起源を朔る秘密教団、サルムングの記述を見つけ、危険だからと制止する仲間をふりきってグルジェフは教団探索の旅に出た。エジプトに着いた彼は旧知のルボヴェドスキー公(テレンス・スタンプ)と再会し、托鉢僧のもとへ連れてゆかれる。彼の予言どおりガイドが現われ、頭巾で目隠しをされ、長年探しあぐねてきたサルムングの僧院に着いた。そして教主は中庭での聖体操、実習、舞踏を見るように言った。少年に案内されて一室を訪れると、グルジェフが死んだものと思っていたルボヴェドスキー公の姿があった。二人は神聖舞踏の練習風景を見てまわった。教主の教えにより、ルボヴェドスキー公はヒマラヤ北斜面の僧院で総仕上げをすすめられるが、グルジェフはここにとどまることになった。サルムングの僧院を去ってゆくルボヴェドスキー公、それを無言で見送るグルジェフの姿があった。 |
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ミッドナイト・エクスプレス / Midnight Express |
1978年 | 0億3500万ドル | 76.8 | アクション |
121分 | Prime Video U-NEXT TSUTAYA DISCAS music.jp |
3.6 | 90% | 88% | 7.5 | 59 | アメリカ | 1978年10月21日 | Sep 1, 1978 | アラン・パーカー |
オリヴァー・ストーン |
– | ブラッド・デイヴィス アイリーン・ミラクル ランディ・クエイド ジョン・ハート ポール・L・スミス ボー・ホプキンス マイク・ケリン |
コロムビア映画 / カサブランカ・フィルム・ワークス・プロ作品 |
1970年、ニクソン政情下のアメリカは、中東諸国との関係を悪化させ、険悪な政治情勢が続いていた。そんな折、イスタンブール空港から、たまたま2キロのハシシ(麻薬)をアメリカへ運び出そうとしていたアメリカ青年ビリー・ヘイズ(ブラッド・デイビス)はハシシ密輸の罪で官憲に逮捕された。彼とトルコ当局の間に介入してきたのは、合衆国領事館の人間だと名のるテックス(ボー・ホプキンス)という男で、彼はビリーに売人逮捕への協力を要請した。やがてビリーは、セイガミルカー刑務所に移され、途方もない恐怖と孤独感に襲われる。単なるハシシ密輸の罪なのに、さも重罪人のように扱われるビリー。傷ついたビリーを看護してくれたのは、2人のアメリカ人、ジミー(ランディ・クェイド)とエリック(ノーバート・ワイザー)だった。そしてジミーはビリーに言った。「この刑務所に入れられたら、半病人になるか、深夜特急に乗るかのどちらかだ」と。深夜特急とは『脱獄』のことである。間もなくビリーの父親(マイク・ケリン)が駆けつけ、弁護士と合衆国領事館の手を借りて当局と戦うことになる。緊迫した国際情勢の中で、検察側の追及はきびしく、裁判でビリーは4年の刑を言い渡される。3年余の月日が流れ、刑期が終るのを心待ちに、ひたすら模範囚としてつとめあげてきたビリーは、意外なニュースを知らされる。裁判がやり直されるというのだ。裁判の結果、ビリーは刑期30年という途方もない判決を言い渡される。ビリーは、国際政治のかけひきという、目に見えぬ糸であやつられた最初のいけにえなのだった。互いに友情以上の愛を抱き合っていたエリックが保釈で出て行ったあと、ついにビリーは脱獄を決意する。彼はジミーと仲間のマックス(ジョン・ハート)とともに、誰も知らぬ地下壕への入口を発見するが、密告屋イエジル(フランコ・ディオジェーネ)の告げ口で、看守長ハミドゥ(ポール・スミス)の知るところとなり、ジミーが1人で脱獄の責めを負う。さらにマックスまで、イエジルの陰謀で廃人同様にされてしまい、怒ったビリーは、イエジルの口に自分の口をねじこみ彼の舌を食いちぎる。精神病棟に放りこまれたビリーは、ある日、恋人スーザン(アイリーン・ミラクル)の訪問を受け、彼女を裸にし、オナニーに熱中する。スーザンは、その姿を見て、涙を流し、言い聞かせる。「ここから出るのよ!」--その言葉通り1975年のある日、ついにビリーは『深夜特急』に乗った。 |
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バディ・ホリー・ストーリー / The Buddy Holly Story |
1978年 | 0億1436万ドル | 80.8 | ドラマ |
113分 | – | 3.8 | 100% | 77% | 7.3 | 78 | アメリカ | 0–0 | May 18, 1978 | スティーヴ・ラッシュ |
ロバート・ギトラー |
– | ゲイリー・ビジー チャールズ・マーティン・スミス ドン・ストラウド ディック・オニール マリア・リッチワイン エイミー・ジョンストン コンラッド・ジャニス |
– | 飛行機事故により22歳の若さでこの世を去った伝説のミュージシャン、B・ホリーの半生を描いた伝記ドラマ。1956年、テキサス州ラボック。ラジオ放送でロックを演奏した事でホリーたちは町中から非難されたが、音楽への姿勢を崩さなかった。しかし、局の人間がたまたま送ったデモ・テープがNYで大ヒット。メンバーはNYへ招かれ、レコード会社と契約。黒人の音楽だったロックを初めて白人としてアポロ劇場で演奏、黒人たち… |
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ピカソの冒険 / The Adventures of Picasso |
1978年 | 0–0 | 87.0 | – | 113分 | – | 5.0 | 0–0 | 88% | 7.3 | 0–0 | スウェーデン | 0–0 | 0–0 | タージェ・ダニエルソン |
ハンス・アルフレッドソン タージェ・ダニエルソン |
– | ヨースタ・エックマン ハンス・アルフレッドソン マルガレータ・クローク レナ・オリン バーナード・クリビンス ウィルフリッド・ブランベル |
– | – |
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The Chant of Jimmie Blacksmith / The Chant of Jimmie Blacksmith |
1978年 | 0–0 | 74.8 | – | 120分 | – | 2.6 | 100% | 74% | 7.3 | 0–0 | オーストラリア | 0–0 | 0–0 | フレッド・スケピシ |
– | – | フレディ・レイノルズ アンジェラ・パンチ=マグレガー トミー・ルイス レイ・バレット ジャック・トンプソン スティーヴ・ドッズ ピーター・キャロル |
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父 パードレ・パドローネ / Father and Master |
1977年 | 0–0 | 74.5 | ドラマ |
113分 | TSUTAYA DISCAS |
3.6 | 77% | 77% | 7.2 | 0–0 | イタリア | 1982年7月31日 | 0–0 | パオロ・タヴィアーニ ヴィットリオ・タヴィアーニ |
パオロ・タヴィアーニ ヴィットリオ・タヴィアーニ |
– | オメロ・アントヌッティ サヴェリオ・マルコーネ ナンニ・モレッティ |
フランス映画社 / RAI |
原作者ガヴィーノ・レッダが登場し、一本の杖をエフィジオ(オメロ・アントヌッティ)に渡すところからドラマは始まる。サルデーニャ島で羊飼いをしているエフィジオは、6歳の長男ガヴィーノ(ファブリツィオ・フォルテ)に自分の仕事を手伝わせるため、小学校に連れ戻しに来る。家に帰ったガヴィーノに、母親は、早く一人前の羊飼いになって家に戻って来るようにと励ます。羊飼いになることは、山の番小屋に一人とり残され孤独になって、恐怖に耐えることなのだ。エフィジオはガヴィーノに自然の厳しさに負けず成長する知恵を教える。こうして、ガヴィーノの孤独で単調な山での生活が始まった。誰よりも恐い父と、厳しい自然に育てられて20歳になったガヴィーノ(サヴェリオ・マルコーニ)は、ほとんど口もきかない青年になった。ある日、通りがかりの二人の男の弾くアコーディオンの音色に魅せられ、ガヴィーノは2匹の羊と交換に古いアコーディオンを手に入れる。それ以来、父に隠れてアコーディオンの練習を続けた。ある日、羊飼いのセバスチャーノ(S・モルナール)が、敵対している家族に殺され、エフィジオは彼女からオリーヴ畑を買いとるが、冷気の襲来でオリーヴは全滅する。全財産を売り払い、その利子で生活していくことになったため、娘は町に働きに出、二人の息子は他の家に雇われる。ガヴィーノはドイツに移民しようとするが失敗、軍隊に入隊する。彼は軍隊でチェーザレ(ナンニ・モレッティ)と友人になり、イタリア語を学び、サルデーニャ方言の研究に関心を深める。高校卒業の資格を得たガヴィーノは、父の反対を押し切って大学を受験するが失敗。それがもとで殺し合わんばかりにいがみ合ったガヴィーノと父ではあったが、ガヴィーノが父の膝に頭を埋め、和解する。ガヴィーノは、その後サルデーニャ方言の研究によって言語学の学位を得、自伝を書くためにシリゴに戻ったと、原作者のガヴィーノ・レッダが登場して、説明する。 |
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ザ・メッセージ / The Message |
1976年 | 0–0 | 81.7 | ドラマ |
145分 | DMM TV TSUTAYA DISCAS music.jp |
3.6 | 0–0 | 92% | 8.1 | 0–0 | モロッコ クウェート リビア サウジアラビア |
1977年3月19日 | 0–0 | ムスタファ・アッカド |
H・A・L・クレイグ |
– | アンソニー・クイン イレーネ・パパス マイケル・アンサラ ジョニー・セッカ マイケル・フォレスト ユアン・ソロン アンドレ・モレル |
日本ヘラルド映画 / ア・フィルムコ・インターナショナル・プロ作品 |
西暦610年、メッカの町。富裕な貴族が奴隷を持ち、貧富の差は激しい。彼らはカーバの神殿に300余の神を祭り、偶像崇拝に明け暮れていた。メッカは、マフズーム家のジャフルや、アブド・シャムス家のスフヤン(マイケル・アンサラ)などの支配者によって征服されている。その頃、メッカ近郊のヒラー山洞穴で1人の男が、天使により啓示をうけたという噂が流れ、若者の間で反響を起こした。邪神像でなく唯一絶対の神アラーの使徒とし、現状のままでは、終末も近いことを予言し、社会矛盾をとくマホメットの出現だ。スフヤンらにとって、これはまずい出来事だった。彼らは、マホメットとアラーの神を信じる者へ日ごと迫害を加えていく。だが、若者たちは、マホメットのメッセージに耳をかたむけ、それを書きとめた。かくて、イスラム教典『コーラン』は生まれる。やがて、村八分にされたマホメットはメッカでの伝道を断念し、北の町メディナに移った。信徒たちにより、レンガ造りのささやかな聖堂も出来た。ターイフの町では信者は追われ、彼らの日々は苦しい。だが、巡礼者7人がアカバの谷間で彼の教えに従う『アカバの誓い』も行なわれた。家もなく、あらゆるものを押収されたイスラム教徒らは、自分の信念のため、メッカ軍と戦わねばならぬ事を悟った。624年3月、ジャフルとスフヤン一味とイスラム軍は紅海沿岸のバドルで激突する。イスラムの奇跡的な勝利は、翌年の敗北へと続いていった。戦いの連続は教徒達の団結をさらに強くしていき、かつて一国家にまとまったことのない多数の部族間に統一の動きが現われてきた。628年。1400名の信徒を率いてメッカ入りしたマホメットは、メッカとの間に10年間の休戦条約を結び、さすがのメッカ軍も予言者の前に屈し、カーバの300体の邪神像は破壊され、聖堂は唯一神アラーの礼拝の場となるのだった。 |
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ウディ・ガスリー/わが心のふるさと / Bound for Glory |
1976年 | 0–0 | 74.8 | ドラマ |
148分 | – | 3.8 | 80% | 76% | 7.2 | 70 | アメリカ | 1977年8月20日 | Dec 5, 1976 | ハル・アシュビー |
ロバート・ゲッチェル |
– | デヴィッド・キャラダイン ロニー・コックス メリンダ・ディロン ランディ・クエイド M・エメット・ウォルシュ メアリー・ケイ・プレイス ウェンディ・スカール |
ユナイト映画 / ロバート・F・ブラモフ・プロ作品 |
テキサス州パンパ1936年。大経済恐慌はこの小さな町をも容赦なく揺るがしていた。オクラホマから一家で移ったウディ(デイヴィッド・キャラダイン)は看板書きの不満な日々を送っている。妻メアリー(メリンダ・ディロン)や老いた両親、幼い2児を残し、ウディがこの地を去ったのは、その頃であった。明るいカルフォルニアに行けば何かある--。ヒッチハイクや、黒人に教えてもらった貨車のタダ乗りと、彼の西への旅は続いた。だが、彼の夢見た土地は、よごれた移民キャンプだったのだ。難民ルーサー(ランディ・クエイド)らと共に、この地に住むウディ。そんな彼の前には、亡き夫の遺産を恵まれない人々にと考えるポーリン(ゲイル・ストリックランド)という女性もいた。さらにウディの生きる道に影響を与えるオザーク(ロニー・コックス)もキャンプに現われる。農園経営の成功者でラジオ歌手のオザークはギターの弾き語りで、沈む難民の心を鼓舞させているのだ。やがて、意気投合する2人。集会を禁止する州の目を盗んで彼らのコンサートは続けられた。そんなある日、オザークがウディのためにラジオ局の仕事を持ってくる。チャンスだ。ウディのスピリッツは電波に乗って数多くの底辺の人々の心を捉え始めた。彼の人気は次第に上っていくが、局側はスポンサーの意向を押しつけてきた。ポピュラーな選曲と、フォーク・コンビとの共演だ。ウディのスピリッツはこれでは消えてしまう。不満な彼は数日後、ギターを背負い再び放浪の旅に出るのであった。 |
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狼たちの午後 / Dog Day Afternoon |
1975年 | 0億5001万ドル | 85.2 | クライム 伝記 |
125分 | U-NEXT Lemino TSUTAYA DISCAS music.jp |
3.8 | 94% | 90% | 8.0 | 86 | アメリカ | 1976年03月06日 | Sep 21, 1975 | シドニー・ルメット |
フランク・ピアソン |
– | アル・パチーノ:ソニー・ウォルツィック サリー・ボイヤー:マルヴァニー ジョン・カザール:サルバトーレ・ナチュラーレ チャールズ・ダーニング:ユージーン・モレッティ ジェームズ・ブロデリック:シェルドン捜査官 クリス・サランドン:レオン・シャーマー ペニー・アレン:シルビア |
ワーナー・ブラザース映画 / アーチスツ・エンターテイメント・コンプレックス作品 |
うだるような暑さのブルックリンの午後。無計画な2人の男、ソニーとサルが銀行を襲った。予想外の事態が重なり、追い詰められた2人は人質を取って籠城。警官隊、熱狂する群衆、騒ぎ立てるマスコミらが取り囲むなか、事態は限りなくエスカレートしていく。 |
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鏡 / The Mirror |
1975年 | 0–0 | 86.4 | ドラマ |
110分 | – | 4.0 | 100% | 91% | 7.9 | 82 | ソ連 ロシア |
1980年06月14日 | Jan 1, 1975 | アンドレイ・タルコフスキー |
アレクサンドル・ミシャーリン アンドレイ・タルコフスキー |
– | マルガリータ・テレホワ オレグ・ヤンコフスキー |
日本海 / モス・フィルム |
タルコフスキーの自伝的要素の濃い作品。家族の許から去った父。母の職場の同僚の死。第二次世界大戦、文化大革 命、中ソ国境紛争など、激動の世界情勢を通し心象風景が形づくられる。 |
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デルス・ウザーラ / Dersu Uzala |
1975年 | 0–0 | 81.8 | ドラマ |
161分 | TSUTAYA DISCAS |
3.9 | 73% | 94% | 8.2 | 0–0 | ソ連 ロシア |
1975年8月2日 | Jan 1, 1975 | 黒澤明 |
黒澤明 ユーリー・ナギービン |
– | ユーリー・サローミン マクシム・ムンズク スベトラーナ・ダニエルチェンコ スイメンクル・チョクモロフ ピャートコフ プロハノフ ウラディミール・ブルラコフ |
日本ヘラルド映画 / モスフィルム |
第一部 地誌調査のためにコサック兵六名を率いてウスリー地方にやってきたアルセーニエフ(Y・サローミン)がはじめてデルス(M・ムンズク)に会ったのは一九〇二年秋のある夜だった。隊員たちが熊と見まちがえたくらい、その動作は敏捷だった。鹿のナメシ皮のジャケットとズボンをつけたゴリド人デルスは、天然痘で妻子をなくした天涯狐独の猟師で、家を持たず密林の中で自然と共に暮らしている、とたどたどしい口調で語った。翌日からデルスは一行の案内人として同行することになった。ある日、アルセーニエフとデルスがハンカ湖付近の踏査に出かけた時のことである。気候は突如として急変し、静かだった湖は不気味な唸りをあげはじめた。迫りくる夕闇と同時に、横なぐりの吹雪が襲ってきた。デルスは、アルセーニエフに草を刈り取ることを命じ、二人は厳寒に耐えながら草を刈り続けた。あまりの寒さと疲労のために気を失ったアルセーニエフが気づくと、あれほど荒れ狂っていた吹雪がおさまりもとの静けさをとり戻していた。デルスが草で作った急造の野営小屋のおかげで凍死をまぬがれたのだ。シベリヤの短い秋が終わり、やがて厳しい冬がやってきた。食料を積んだソリを氷の割れ目に落とし、寒さの他に飢餓が彼らを苦しめた。この時もデルスの鋭い観察眼が一行を救った。第一次の地誌調査の目的を達したアルセーニエフの一行はウラジオストックに帰ることになり、彼はデルスを自分の家に誘ったがデルスは弾丸を少し貰うと、一行に別れを告げて密林に帰っていった。 第二部 一九〇七年。再度ウスリー地方に探検したアルセーニエフはデルスと再会した。その頃ウスリーには、フンフーズと呼ばれる匪賊が徘徊し、土着民の生活を破壊していた。フンフーズに襲われた土着民を助けたデルスはジャン・バオ(S・チャクモロフ)という討伐隊長にフンフーズ追跡を依頼した。その頃から、忍びよる老いと密林の恐ろしい孤独が次第にデルスをむしばんでいった。視力が急速におとろえたデルスを、アンバ(ウスリーの虎)の幻影が苦しめ極度に恐れさせた。猟ができなくなったデルスは既に密林に住むことは許されない。あれほど都市の生活を嫌っていたデルスはアルセーニエフの誘いに応じ彼の家に住むことになった。しかし、密林以外で生活したことのないデルスにとって、自然の摂理にそむいた都会生活は、彼の肉体と精神をむしばむばかりだった。そのデルスの苦悩を、アルセーニエフやその妻(S・ダニエルチェンカ)もいやすことができなかった。密林に帰ることになったデルスに、アルセーニエフは最新式の銃を贈った。だが、そのアルセーニエフの好意がとりかえしのつかない災いを招くことになった。デルスは行きずりの強盗にその銃を奪われ、他殺死体として発見されたのだ。アルセーニエフは、冷たい土の中に埋められていくデルスの変わりはてた姿を見ながら慟哭していた。 |
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アデルの恋の物語 / The Story of Adele H |
1975年 | 0–0 | 79.8 | ドラマ |
97分 | TSUTAYA DISCAS |
3.7 | 93% | 80% | 7.2 | 0–0 | フランス | 1976年4月24日 | Oct 8, 1975 | フランソワ・トリュフォー |
フランソワ・トリュフォー ジャン・グリュオー シュザンヌ・シフマン |
– | イザベル・アジャーニ ブルース・ロビンソン ジョゼフ・ブラッチリー シルヴィア・マリオット |
ユナイト / カロッサ・フィルム |
一八六三年、フランスではナポレオン三世が勢力を持ち始め、ここ新大陸では北米に内乱(南北戦争)が勃発した頃、英国は植民地カナダに派兵し、海外からの入国チェックをしていた。港町アリファックスに一人のうら若き乙女が上陸した。名をアデル(イザベル・アジャーニ)といい、下宿先サンダース家に身を寄せた。アデルは翌日、公証人を訪ね、英国騎兵中尉アルバート・ピンンン(ブルース・ロビンソン)の捜索・調査を依頼した。彼こそアデルが思ってやまぬ初恋の男であり、英領ガーンジー島の両親のもとを出奔し、たった一人異国の地を踏んだのも、ひたすら中尉に逢いたいが一心からだった。数日後、サンダース家の主人が英国軍の歓迎パーティへ出席することを知らされたアデルは、ピンソンへの手紙を託したが、しかしそれはすげなく無視された。アデルはガーンジー島の両親のもとへとせっせと手紙を書き送った。父は「ノートルダム・ド・パリ」「レ・ミゼラブル」を著わした大文豪ビクトル・ユーゴーで、手紙の内容はピンンンへの綿々たる追慕の念、そして生活費の無心だった。数日後、よもやと思われるピンソンが下宿を訪ねてきた。高鳴る胸の動悸を懸命に押え、精一杯の身づくろいをしてアデルは彼の前に姿を現わし、執拗に二人の愛の確認を迫るのだった。しかし、心はすでに彼女にないピンソンの態度は、ツレなかった。泣き叫び必死に彼の心をつなぎとめようとする哀れな女の心情がかえって男の気持ちを遊離させた。精神的疲労がたび重なったアデルはウィスラー氏(ジョゼフ・ブラッチリー)が経営する本屋の前で倒れた。サンダース夫人(シルヴィア・マリオット)の看病を受けながら病床から両親へ宛てて手紙を書く毎日が続いた。「このたび、ピンソン中尉と婚約しました……」。折り返し、愛娘の一途な気持を慈しむ父ユーゴーから結婚承諾書が届いた。しかし、新聞に報道されたことにより、ピンソンは上官の叱責を受け、何もかもアデルの仕組んだウソとバレたのは間もなくだった。増々、常軌を逸した行動に走るアデル。催眠術師を使って彼の心を戻そうと画策したり、ピンソンの某令嬢との結婚にも横槍を入れた。そんなとき、アデルの母がブラッセルで死亡し、同時にピンソンの隊にカリブ海バルバドス島への派遣命令が下された。あくまでも男の後を追うアデル。ボロ布のような姿で島の通りをふらつく彼女には、まさに鬼気迫るものがあった。一方、アデルという女の執念深さに驚く新婚間もないピンソン。しかし、熱帯の土地で熱病に襲われたアデルが、再びピンソンと逢いまみえたとき、彼女は既に意識がなかった。数日後、アデルはユーゴーを知る土地の夫人に伴われフランスに帰ってきた。ヨーロッパではさまざまな変化があった。ナポレオン三世の失脚により、ユーゴーの帰国が可能になり、彼は十八年間の亡命の後、パリに帰りついたのだ。父と娘は再会し、彼女をサン=マンデの精神病院に入れた。その後アデルはその病院で四十年間を過ごし符号化した日記を書き続けた。父ユーゴーは一八八五年五月二二日“黒い光が見える”といいながら死んだ。フランス中が深い悲しみに沈み、遺体は凱旋門の下に一晩中安置され、翌日は二百万のパリ市民がエトワール広場からパンティオンまで柩のあとに続いた。その娘アデルはヨーロッパが二つに分かれて戦った第二次大戦のさなかの一九一五年四月二五日、ひっそりと死んでいった。 |
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隠れ家 / The Hiding Place |
1975年 | 0–0 | 80.0 | 戦争 | 150分 | – | 0–0 | 0–0 | 86% | 7.4 | 0–0 | アメリカ | 1977年7月4日 | 0–0 | ジェームズ・F・コリアー |
アラン・スローン ローレンス・ホールベン |
– | ジュリー・ハリス アイリーン・ヘッカート ジャネット・クリフト アーサー・オコンネル |
ワールド・ワイド映画 / ワールド・ワイド映画作品 |
時は1940年。それは戦争により人心破壊が欧州全土にひろがっている頃であった。ベッツィー(J・ハリス)の家は、オランダのハールレムにあり、その家の戸は開かれたままになっていた。「私の主イエスは、訪ねてくるすべての人に愛を与えるため、いつでも戸を開けておくようにいわれました」。典型的なオランダの古老である父(A・オコーネル)は、クリスチャンは言葉だけでなく、行動においても人々の模範となるべきだと信じており、ベッツィーの家にはユダヤ人の赤ん坊や避難民達が、隠れ家として宿っていた。だがある日、父やベッツィー、それにコーリー(J・クリフト)達は、ついにゲシュタポにつかまってしまう。そして独房に入れられ死んでいく父……。また、コーリーとベッツィーは、オランダの刑務所より他の数百人の女囚と共に、非人間的行為のおこなわれているドイツのラベンズブルック刑務所に送りこまれた。当初ベッツィーらの信仰を理解しなかった人々も、情況が悪化してくると、2人を信じ、2人は信仰をとく。そして、厳しい冬がやってき、ベッツィーは衰弱と化していった。そんな彼女はやがて収容所の病室に移され、間もなく永遠の家へと『釈放』された……。女囚達はベッツィーがいなくなると、コーリーから聖者の慰めを聞くようになる。「朽ちないものを着なければならず、死ぬものは、必ず不死を着なければなりません。しかし、朽ちるものが朽ちないものを着、死ぬものが不死を着るとき、『死は勝利にのまれた』としるされている、みことばが実現します。ですから、私の愛する兄弟よ。堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい」。コーリーが聖書よりこの命令を受けて間もなく、点呼の時間に列の外に立たされることになり、周囲の女囚達は次々と殺されていった。が、コーリーは突然釈放された。今、彼女は自由を獲得し、その自由と共に、今までの「隠れ場」であった主のみこころに従う責任が生まれてきた。現在、彼女は世界中の人々に、「どんな深い穴の中にもイエスさまがおられる」と伝えている。 |
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カスパー・ハウザーの謎 / Every Man for Himself and God Against All |
1974年 | 0–0 | 82.8 | ドラマ |
110分 | TSUTAYA DISCAS |
3.7 | 91% | 90% | 7.6 | 0–0 | 西ドイツ ドイツ |
1977年1月21日 | 0–0 | ヴェルナー・ヘルツォーク |
ヴェルナー・ヘルツォーク |
– | ブルーノ・S ワルター・ラーデンガスト キドラット・タヒミック |
欧日協会 / ヴェルナー・ヘルツォーク・プロ=ZDFテレビ |
ドイツの田舎に1人の男カスパー(ブルーノ・S)が現われた。彼は今まで穴蔵に閉じ込められ、鎖につながれる生活をしてきたので、すわるか横たわることしかできず、喋れない。人々は彼に興味を示し、次第に人々の好奇心は彼の人間性を傷つけていった。やがて、色々なことを教えこまれた彼は、サーカスの見せ物にされ、ついには殺されてしまう。カスパーは一体何者だったのだろうか。彼が殺された今では、誰もわからない。 |
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レニー・ブルース / Lenny |
1974年 | 0–0 | 77.6 | ドラマ |
112分 | U-NEXT |
3.8 | 88% | 88% | 7.5 | 61 | アメリカ | 1975年10月25日 | Aug 15, 1975 | ボブ・フォッシー |
ジュリアン・バリー |
– | ダスティン・ホフマン ヴァレリー・ペリン ジャン・マイナー スタンリー・ベック ゲイリー・モートン ガイ・レニー |
ユナイト映画 / マーヴィン・ワース・プロ |
1951年、メリーランド州。駆け出し芸人、レニー・ブルースは、客受けのしないステージを踏む日々が続き、ロサンゼルスに向かう。麻薬をやり始め、妻・ハニーとの生活もすさみ、57年に離婚。レニーの芸は独特な昇華を遂げ、やがて脚光を浴び始めるが…。 |
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パピヨン / Papillon |
1973年 | 0億5326万ドル | 76.0 | アクション アドベンチャー・冒険 |
151分 | DMM TV J:COM STREAM TSUTAYA DISCAS music.jp |
3.9 | 74% | 90% | 8.0 | 58 | フランス | 1974年03月16日 | Dec 16, 1973 | フランクリン・J・シャフナー |
ダルトン・トランボ ロレンツォ・センプル・Jr |
– | スティーヴ・マックィーン:パピヨン ダスティン・ホフマン:ルイ・ドガ ヴィクター・ジョリイ アンソニー・ザーブ:トゥーサン ドン・ゴードン:ジュロ ロバート・デマン:マチュレット ウッドロウ・パーフレイ:クルジオ |
東和 / レ・フィルム・コロナ |
胸に彫られた蝶の刺青があるところから、パピヨン(S・マックイーン)と呼ばれた男が、大勢の囚人と共にフランスの刑務所から、南米仏領ギアナの監獄に送られたのは肌寒い夜明けのことだった。罪名は殺人だが、本当にやったのは金庫破りにすぎない。国籍剥奪の上、二度と生きては帰れぬ“生き腐れの道”へ追放されるのは納得できなかった。灼熱の海を渡る船中で、パピヨンはルイ・ドガ(D・ホフマン)を知った。フランス中を混乱させた彼の罪状は国防債券偽造。パピヨンは、脱走に必要な金を工面するために、ドガの金を狙う囚人から彼の生命を守ることを約束する。夜蔭に乗じてドガを襲った二人の男をナイフで仕末して、二人の仲は深まった。ギアナに到着して、サン・ローランの監獄に放り込まれた二人は、獄吏の買収に失敗し、ジャングルの奥の強制労働キャンプに送られる。ワニが棲む沼地での材木切り出し、粗悪なねぐら。囚人たちは次々に死んでいった。数日後、ヘマをして看守に殴られるドガをかばったパピヨンは、銃弾を浴びせられ、川へ飛び込んで逃亡を計る。だが、無計画だったために捕まり、二年間の島送りとなった。サン・ローラン西方の沖合いにあるサン・ジョセフ島の重禁固監獄は“人喰い牢”と呼ばれる恐ろしい独房だ。吸血コウモリとムカデの住みかで天井は鉄格子。陽はまったくあたらず、ひとかけらのパンとスープしかあたえられず、囚人たちは次々に死んでいく、暗黒の墓場だ。ムカデ、ゴキブリをスープに入れて、餓死寸前のところでパピヨンは二年の刑を終えることができた。サン・ローランに戻ったパピヨンは、ドガの助けを借りて、クルジオ(W・パーフリー)、ホモのマチュレット(R・デマン)と共に脱獄を試みた。クルジオは捕えられたものの、三人は遂に自由の世界に降りたった。ジャルグルでは、奇怪な刺青の男に救われ、さらに、ハンセン病患者の首領トゥーサン(A・ザーブ)にヨットを与えてもらい、コロンビアとおぼしき海岸にヨットをつけることができた。しかし、運悪くパトロール隊と遭遇し、パピヨンはジャングルに舞い込んだ。ドガは捕えられ、マチュレットは銃弾に倒れ、パピヨンもパトロール隊が放った原住民の執拗な追跡に逃げおおせず、毒矢を射られて断崖から激流に落下していった。意識を取り戻したパピヨンは、インディオ集落で手厚い看護を受けた。ゾライマ(R・アッサン)という美しい娘とのロマンスも芽ばえる平和なひとときだったが、酋長の胸に自分と同じ蝶の刺青を彫ってやった翌朝、インディオたちはパピヨンに大粒の真珠を残し、忽然と姿を消した。一たんは修道院に身をひそめたものの、院長の通告で捕えられ、パピヨンの苦難の逃走は失敗に終った。五年後、サン・ジョセフ島での狐独な独房生活から解放されたパピヨンの髪は真白になっていた。そして、悪魔島へ。この島では手錠も足枷もなかったが、周囲は断崖で激流とサメが押し寄せ、脱出はとうてい不可能だった。かつてフランス中を騒然とさせたドレフェスも、そしてドガもこの島に流されていた。ドガは、もはや祖国に帰る夢をなくし、孤独だが平和な日々に満足していた。だがパピヨンは違う。脱出のチャンスをうかがう彼は、試みにココナッツの実を海に投下し波の動きを調べる。そして、断崖の下の入江に押し寄せる波は七つあり、その七つ目の波に乗れば沖へ出られることを発見した。このパピヨンの脱出案にドガも心を動かされたが、ドタン場で決意が崩れた。抱きあって無言の別れを告げる二人。ココナッツの実をつめた包みを七つ目の波に落下させ、パピヨンは絶崖から身をひるがえした。見送るドガの眼には熱い涙がとめどもなく流れていた……。 |
| セルピコ / Serpico |
1973年 | 0億2985万ドル | 83.4 | ドラマ |
130分 | Prime Video U-NEXT Lemino J:COM STREAM TSUTAYA DISCAS music.jp |
3.8 | 93% | 88% | 7.7 | 83 | アメリカ | 1974年07月13日 | Dec 5, 1973 | シドニー・ルメット |
ウォルド・ソルト ノーマン・ウェクスラー |
– | アル・パチーノ:フランク・セルピコ ジョン・ランドルフ:シドニー・グリーン ジャック・キーホー:トム・キーオ ビフ・マクガイア:マクレイン分署長 トニー・ロバーツ:ボブ・ブレア コーネリア・シャープ:レスリー・レーン F・マーリー・エイブラハム |
パラマウント映画=CIC / ディノ・デ・ライレンティス・フィルム作品 |
警察学校を卒業したばかりのフランク・セルピコは正義感に燃えていたが、警察内部の腐敗を知り、次第に孤立していく。セルピコは不正を訴えるべく告発に踏みきるが、市内で最も危険な場所といわれるブルックリンの一画に配属されてしまう。 | |
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ビリー・ザ・キッド/21才の生涯 / Pat Garrett and Billy the Kid |
1973年 | 0–0 | 68.2 | アクション |
108分 | Prime Video U-NEXT TSUTAYA DISCAS music.jp |
3.7 | 60% | 82% | 7.2 | 53 | アメリカ | 0–0 | May 23, 1973 | サム・ペキンパー |
ルディ・ワーリッツァー |
– | ジェームズ・コバーン クリス・クリストファーソン ジェイソン・ロバーズ ジャック・イーラム リチャード・ジャッケル ケティ・フラド ボブ・ディラン |
ワーナー・ブラザース映画 | 昔は無法者だったが今は保安官のパット・ギャレットは、悪名高い伝説のガンマン、ビリー・ザ・キッドの射殺命令を受けた。親友だったビリーを何とか殺さずに済むようにという願いに反し、パットは追い詰められ、ついにビリーを撃ち殺してしまう…。 |
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アギーレ/神の怒り / Aguirre: The Wrath of God |
1972年 | 0–0 | 85.0 | ドラマ |
93分 | Prime Video DMM TV Hulu J:COM STREAM TSUTAYA DISCAS music.jp |
3.8 | 96% | 90% | 7.8 | 0–0 | 西ドイツ ドイツ |
2001年1月27日 | Apr 3, 1972 | ヴェルナー・ヘルツォーク |
ヴェルナー・ヘルツォーク |
– | クラウス・キンスキー ヘレナ・ロホ ルイ・グエッラ セシリア・リベーラ |
日本ヘラルド映画 / ヴェルナー・ヘルツォーク・プロ |
16世紀、アマゾンの奥地に黄金郷を求めたスペイン探検隊の実話が原作。最後の峠を越えたところで厳しい自然に阻まれ、食料も底をつき探検隊は内部崩壊してゆく。 |
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虐殺軍団 / Michael the Brave |
1972年 | 0–0 | 76.0 | 伝記 歴史 |
106分 | – | 3.4 | 0–0 | 0–0 | 8.4 | 0–0 | ルーマニア | 1973年4月28日 | 0–0 | セルジウ・ニコラエスク |
ティタス・ポポビッチ |
– | アムザ・ペレア ニコラエ・セカレアヌ イリナ・ガルデスク |
コロムビア / ルーマニア映画 |
十六世紀の終り、東ヨーロッパのバルカン諸国は、オットマン帝国(トルコ)の制圧下にあり、恐怖におののいていた。一五九三年、サルタン・ムラート三世は野望をさらにおし拡げ、分裂をくり返す西欧への門戸でめるウィーンを攻撃した。当時、東欧の三小国バラキア、トランシルバニア、モルダビアはボヤーと呼ばれる貴族たちが割拠しており、彼らはサルタン派、ローマ教会派に分れ野望をきそっていた。この三小国の統一を夢見てサルタンとトルコに挑戦した一人の英雄が出現した。彼の名はミハエル勇公(A・ペレア)。彼はまず、バラキアの統治権を得るために金策に奔走した。それは困難をきわめたが、親友のトルコ人セリム・パシャ(N・セカレアヌ)の協力を得、大金持ちのディ・ペンティニから金を借りることができた。それはミハエルの志にうたれたペンティニの妹ロサナ姫(I・ガルデスク)の口添があったからだった。サルタンに謁見が許されたミハイルは、その心意気を買われ、ついにバラキアの統治権を勝ち取った。力を得た彼は返す刃でオットマン帝国に対して戦いを挑んだ。「バラキアを解放する」というミハイルの言葉に人々は狂喜し彼に忠誠を誓った。トルコに対して戦端を開いたバラキア軍は、不利な戦いを強いられながらも頑張り、緒戦に勝利した。しかし戦いの道のりはまだまだ遠かった。ミハエルはわずかな軍勢でオットマン軍の指揮官シナン・パシャの主力陣に対峙した。戦いはブカレスト近郊のカルガレニで行われ、血なまぐさい戦いの結果、ついにトルコ軍は敗れた。さらに彼はトランシルバニアへ進軍し、アンドレ(G・コバックス)の軍隊と対戦した。だがアンドレもミハエルの敵ではなかった。ここにトランシルバニアとバラキアが統合され、残るはモルダビアのみである。敗残の将アンドレは首を切り落とされたが、捕えられた貴族たちには剣を返してやった。そして一群の中に愛するロサナの姿を認めた。彼女は涙にくれ、、一緒になることを望んだが、彼にはまだすることが残っていた。ロサナの切ない思いをふり切ってミハエルはモルダビアへ進撃した。迎えうつのはモルダビア軍とポーランド軍だ。両軍相対し、いざ戦いが始まらんとした時、何を思ったか、ミハエルはただ一騎、敵に向って駒を進めた。「わがモルダビアの兄弟よ!」ミハエルの呼びかけに、敵陣は動揺し、モルダビア兵は銃を捨てポーランド車を残したまま、ミハエル側に向って走りだした。ポーランド軍は敗走し、さしたる戦いもないままミハエルは最後の勝利を収めたのであった。凱旋したミハエルのもとにトルコ皇帝からの書面が届いた。使者は長いこと敵同志として戦わねばならなかった親友のセリム・パシャだ。「われモハメッド三世は、剣とコーランの伝統をつぎ、大いなる信仰の主として、いまここにミハエル公に告げる。使節を派遺してその主権を認める。その統治するはルーマニア、すなわちトランシルバニア、モルダビア、バラキア。ここに認証する」その書面があるまでもなく、ミハエルはルーマニア王としての王冠をいただいていた。彼はいった。「友情に対し、我々は常に暖かい友情で迎えよう。だが、敵意には、いつでも剣がそれに答えるであろう!」ルーマニア統一は、ここに実現されたのである。 |
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黒い砂漠 / The Mattei Affair |
1972年 | 0–0 | 76.7 | サスペンス・ミステリー | 117分 | – | 3.7 | 0–0 | 80% | 7.6 | 0–0 | イタリア | 1974年2月16日 | 0–0 | フランチェスコ・ロージ |
フランチェスコ・ロージ トニオ・グラエ |
– | ジャン・マリア・ヴォロンテ ルイジ・スカルツィーナ ピーター・ボールドウィン |
ヘラルド / ビデス・チネマトグラフィカ |
一九六二年十月二十七日の夜、イタリア・ミラノ地方は豪雨に見舞われていた。ミラノ空港の管制官は、数分前に着陸を伝えてきた小型ジェット機の機影が、レーダー・スクリーンから消えたのを確認した。翌朝、ジェット機墜落現場は惨たんたる様相を呈していた。塔乗者はイタリア国営炭火水素公社(EMI)の総裁エンリコ・マッテイだった。総ガラスばりの巨大なビル。ここにEMIの本社があり、総裁としてマッテイ(G・M・ヴォロンテ)は、ここから政界に大きな影響力をおよぼしていただけでなく、イタリア工業界の驚異的な発展をもたらした大実力者だった。それだけにマッテイ事故死のニュースは伊国内はもとより全世界に伝わった。ニューヨークのある通信社は独力で調査を開始した。マッテイがエネルギー開発に打ちこみ始めたのは一九四五年、イタリアがドイツから解放された直後のことである。彼はパルチザンに加わり、ドイツと戦った。マッテイは“ムッソリーニの遺産”といわれるエネルギー開発プランを作成したフェラーリ(G・オンブエン)技師を呼びつけ、ファシスト協力者として追放されているその身柄を解放し、協力者にしたて、ポー渓谷のメタンガス試掘現場にフェラーリを連れていった。数ヵ月後、ここから強力なガスが噴き出し、それに火をつけると、メタンの炎が暗黒の空に燃え上がった。この炎こそイタリアという農業国を工業国に変容させるタイマツとなったのだ。マッテイのエネルギー開発の努力は、北部イタリアをうるおしただけでなく、一九四九年にはイタリアを国際石油戦争に勝たせたのだ。一九六〇年、アメリカの石油大資本の石油価格値上げに反対し、ソ連やアラブ諸国と石油協定を結んだ。彼はインタビューにくる記者には、自分は苦学実行の男だといい、石油は趣味さ、といった。だが、今では国際資本からは、なぜ奴を殺せんかねといわれるまで憎まれる存在になっていた。しかも国内では、テレビ討論会で大臣が記者の鋭い質問に弱腰になったときなど、電話で大臣をどなりつけるくらいの大物になったのである。そんなマッテイをデマウロ記者(L・スカルツィーナ)が取材した。彼は右翼との関係も否定せず、「右翼はタクシーみたいなものだ。乗ることはある。そしておりる。当然金は払う」と答えた。さらに彼はいう。「私が負けたら喜ぶのは石油資本だ」と。一九七〇年、マッテイの死因を追ったこのデマウロがシシリーで何者かに誘拐された。マッテイは最後の二日間をシシリーで過ごしている。シシリーにもメタンが埋蔵されていることが発見され、アルジェリア--シシリー--イタリア本土を結ぶ石油のパイプライン計画を立てていた。彼はシシリー島民に、メタンの権利について説得にきた。「シシリーの資源はシシリーのものだ。外国に出稼ぎにいっている男たちを呼び戻しなさい。貧しさはなくなるのだ。」マッテイの演説は大拍手によってとじられた。島民は口々に「マッテイ万才」を叫んだ。マッテイは再来を約して飛び立った。だがそれはついに果たされなかった。シシリー島を飛び立つ日、マッテイの専用機に誰が何を仕かけたのか。いったい誰がマッテイを殺したのか……。 |
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ルードヴィヒ/神々の黄昏 / Ludwig |
1972年 | 0–0 | 68.2 | – | 184分 | TSUTAYA DISCAS |
3.8 | 33% | 89% | 7.5 | 0–0 | イタリア 西ドイツ フランス ドイツ |
0–0 | Mar 8, 1973 | ルキノ・ヴィスコンティ |
ルキノ・ヴィスコンティ エンリコ・メディオーリ スーゾ・チェッキ・ダミーコ |
– | ヘルムート・バーガー ロミー・シュナイダー トレヴァー・ハワード シルヴァーナ・マンガーノ アドリアーナ・アスティ ソニア・ペトロヴナ ジョン・モルダー=ブラウン |
– | – |
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マイ・チャイルドフッド / My Childhood |
1972年 | 0–0 | 80.3 | – | 46分 | – | 4.1 | 0–0 | 86% | 7.3 | 0–0 | イギリス | 0–0 | 0–0 | ビル・ダグラス |
ビル・ダグラス |
– | ジーン・テイラー・スミス バーナード・マッケンナ |
– | – |
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ブラザー・サン シスター・ムーン / Brother Sun, Sister Moon |
1972年 | 0–0 | 66.2 | ドラマ |
121分 | Prime Video TSUTAYA DISCAS music.jp |
3.7 | 42% | 77% | 7.2 | 0–0 | イタリア イギリス |
1973年6月23日 | 0–0 | フランコ・ゼフィレッリ |
スーゾ・チェッキ・ダミーコ ケネス・ロス リナ・ウェルトミューラー フランコ・ゼフィレッリ |
– | グレアム・フォークナー ジュディ・バウカー リー・ローソン アレック・ギネス ヴァレンティナ・コルテーゼ ケネス・グレアム イラ・フルステンベルク |
パラマウント=CIC / ユーロ・インターナショナル・フィルムス=S・P・A=ビック・フィルムプロ |
イタリアのアシシに住む商人ピエトロ(L・モンタギュー)とピカ(V・コルテゼ)の間の一人息子として生まれたフランチェスコ(G・フォークナー)は陽気でいたずらだった。彼には四人の遊び仲間がいた。見習い修道士で勉学と宗教に打ち込むシルベストロ(M・フィースト)、セックスヘの興味一辺倒のジオコンド(N・ウイラット)、理想に燃える騎士、ベルナルド(L・ロウソン)、法学生のパオロ(K・クランハム)だった。十八歳のとき、アシシとペルジアの間に戦争が起こり、四人の仲間と、グィード司教(J・シォープ)の祝福をうけて戦場におもむいた。だが、凄惨な戦いに敗れ、熱病におかされて帰ってくると何週間もベッドに横たわり、生死の間をさまよった。ある朝、窓辺の小鳥の声に眼を覚ました。無心に手をさしのべながら近づき、屋根の上にでた彼は、小鳥のあとについて手をはばたかせた。まるで大空へ飛びたつかのようだった。その向うには、野や山が開けていた。フランチェスコに自分でも気づかないほどの大きな変化が起きていた。ある日、果樹園で休んでいた彼に、美しい娘クレア(J・ボウカー)が近づいてきた。「あなたは気が変という噂よ。小鳥のように歌い、蝶を追い花を見ているから。でも私には、狂っていたのは戦争にいく前だと思えるわ」。彼は自然の中で生きものの素晴らしさを悟った。次第に彼の眼は自分の周りの人間を見つめだした。働く者、老いた者、病いに苦しむ者……教会の中には富める人々が、外には貧しいながら懸命に祈る人人がいた。あまりにも大きなへだたり、神はこれを許すのだろうか。彼は「NO!」と叫ばずにはいられなかった。家に帰ったフランチェスコは店にある高価な布を窓から投げだした。激怒した父親は彼をひきずり、領事(A・チェリ)の裁きをこうたが、何もならず、フランチェスコは着ている服を脱ぎ、両親に返した。「もうあなたの息子ではない。人間に大切なのは富ではなく心です。これからはキリストのように乞食になります」。裸になり城門をでた彼は、太陽に向って両腕を広げながら野に向った。雪が降り、真っ白におおわれた野に一人、フランチェスコはサン・ダミアノ教会建設をめざしていた。十字軍の英雄として帰ってきたベルナルドは、その勇気ある姿に強く打たれ、彼に協力を申しでた。また昔の親友たちも次々と加わっていった。髪を切ったクレアも参加し、貧しいが素朴な人々が集まるようになった。だが司教の陰謀によってサン・ダミアノ教会は焼かれ、仲間の一人が殺されるに及んで、フランチェスコは自ら問うのだった。私のしたことが間違いだったのか?。彼は仲間たちとローマ法廷に請願にいくことにした。やっとのことでローマ法王(A・ギネス)に謁見が許され、キリスト教の腐敗を説いた。法王はいたく心を動かされ、彼に膝まづいた。貧しい人々から聖人と呼ばれたフランチェスコは故郷に帰った。彼にはやはりここが一番よかった。鳥が歌い、小川がささやいていた。彼は兄なる太陽や姉なる月のように安らかで鳥やけだもののように幸せだった。 |
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死刑台のメロディ / Sacco and Vanzetti |
1971年 | 0–0 | 77.5 | ドラマ |
125分 | Prime Video U-NEXT Hulu J:COM STREAM TSUTAYA DISCAS music.jp |
3.8 | 70% | 87% | 7.7 | 0–0 | イタリア フランス |
1972年5月5日 | 0–0 | ジュリアーノ・モンタルド |
ジュリアーノ・モンタルド ファブリッツィオ・オノフリ |
– | ジャン・マリア・ヴォロンテ リカルド・クッチョーラ ミロ・オーシャ シリル・キューザック ロザンナ・フラテッロ |
日本ヘラルド映画 / ジョリー・フィルム |
「赤狩り」を、まぬがれたサッコとバンゼッティも一九二〇年五月五日、密告者の通報で、走る市電のなかで突然逮捕された。二人は、運悪くともに一発も射ったことのない護身用のピストルを携帯しており、警察は、二人がイタリア人だと知ると、そくざに逮捕した。しかも、署長の頭には四月十五日木曜日三時に南ブレントリー郡の製靴会社でおこった現金強盗殺人事件が閃いた。留置場にほうりこまれた二人は、翌日、さっそく事件の目撃者、証人たちのまえにひきだされ、さまざまなポーズをとることを強制された。こうして釈明する機会も与えられず、殺人犯人として起訴された。そしてまもなく裁判がはじまった。二人の弁護士ムア(M・オシー)の正当な諭旨にもかかわらず、次々と立つ証人たちの偽証によって、真実は次第に審理の外に押しのけられていった。検事側は被告の言葉の端々をあげつらいねじまげ、時として出る真実の証言は巧みにもみ消されていった。事件の実地検証。会社から現金トランクをもって出てきた会計係と守衛を、まちかまえていた黒背広の男二人が、ピストルで倒し、威嚇射撃をして、持っていたビュウックで逃走する。この時、「銃を射ったのとにている男を見かけた」と証言した老人は、休廷となって帰りかけると、突然、数人の人相の悪い男たちに取りかこまれ暴行された。銃器の鑑定、弾道テスト、証拠品調べ等々、検事カッツマン(C・クサック)は証人の盲点をついては切り返し、いたらぬ時には実力行使にも及んで証人の口を封じた。プロクタ大尉の銃器鑑定の結果がクロと出ると、さすがのムアもこのような非道に耐えきれず、叫ぶように、この裁判の不正を訴えた。その時カッツマンは興奮して本音を暴露してしまった。つまり、事件の真疑など問題ではなく、二人がイタリア人であり、民主主義について何も知らず、言葉もろくに知らない、自由社会にもっとも危険な野蛮人であるからという、この裁判の本質が人種蔑視に根ざしていることを吐露してしまった。しかし、弁護側がこれに気づいた時には、すでにこの裁判は、検事側の手におりていたのだ。判決の日はきた。陪審員たちは有罪と採決、二人は刑務所に連行された。こうしたなか、ムアは追及を再開、検察側の証人の多くが、前科者か警官の友人であったことを掴んだが、裁判所はこの証言取消しを却下した。厚い壁を感じたムアは去った。この裁判の不正に怒ったトムソン弁護士(W・ブリンチ)があとを受け、事件を洗ううちに、あるギャング団が浮び上がってきた。リーダー格ジョーは事件直前四月に保釈になっている。トムソンはジョーの公判記録を調べようとしたが、保管場所にはジョーに関するファイルだけが抜きとられ、また、弾丸も、サッコのコルト32から発射されたものとはいえない。スパニッシュ・スターでも射てるのだ。しかもジョー一味の一人がその銃を使っていた。ところがこの銃も、警察署の地下室から消えているのだ。そして弁護側の申したてはすべて却下された。トムソンはマサチューセッツ州フラー知事にもセイヤー判事(G・ケン)忌避を申したてたがこれも却下された。さらに盛り上った抗議デモ、減刑嘆願もむなしく、一九二七年八月二二日夜、サッコとバンゼッティは電気椅子に縛られた。 |
| 肉体の悪魔 / The Devils |
1971年 | 0–0 | 74.2 | ドラマ |
113分 | TSUTAYA DISCAS |
4.0 | 77% | 88% | 7.7 | 49 | イギリス | 1971年10月30日 | Jul 16, 1971 | ケン・ラッセル |
ケン・ラッセル |
– | オリヴァー・リード ヴァネッサ・レッドグレーヴ ダドリー・サットン マーレイ・メルヴィン ジョージナ・ヘイル |
ワーナー・ブラザース / ロバート・H・ソロ=ケン・ラッセル・プロ |
十七世紀、フランスの政情の紊乱は目をおおうべきものであった。ルイ十三世(G・アーミテージ)はカーディナル・リシェリュー(G・ローグ)の傀儡と化し、プロテスタントと貴族との確執は絶えることがなかった。リシュリューの策謀によって、地方都市の自治体制廃止が布告され、フランス西の地方都市ルーダンにも、城壁破壊の命をおびたリシュリューの手先ローバルドモン(D・サットン)が乗り込んだ。ところがこのルーダンには、思いがけぬ妨害者がいた。ユルバン・グランディエ(O・リード)という三十五歳の司祭である。素晴らしい男性的魅力を備えたグランディエは、町の女たちの垂涎の的である。しかも行政長官トランカンの娘フィリップに私生児まで生ませておきながら、マドレーヌ(J・ジョーンズ)と禁制をおかした結婚式をあげようとして、人々のひんしゅくをかっていた。高い城壁をめぐらせたルーダンにはユルシュル派の尼僧院があり、猫背ぎみだが美しい顔をした僧院長ジャンヌ・デザンジュ(V・レッドグレーブ)以下、多くの尼僧が厳しい戒律生活を送っていた。禁欲を強いられる僧院生活のジャンヌは、まだ見ぬグランディエの噂高い性的魅力の虜となり、みだらな妄想を抱いては悶々とした夜を過ごしていた。マドレーヌとの結婚の噂を聞いたジャンヌは、激しい嫉妬心をもやし、グランディエを僧職の身にあるまじき淫蕩な妖術使いだとして訴え出た。日頃からグランディエ失墜の機をうかがっていたローバルドモン、トランカンをはじめ、ミニヨン神父(M・メルビン)、祈祷医師のアダム(B・マーフィ)、イベール(M・アドリアン)たちは、のがさずこれを巧みに利用した。彼らは悪魔払いの祈祷師バール神父を呼び寄せたのだ。こうして、フランス宗教史上にもかって例を見なかったほどの凄まじい悪魔払い式が始まった。まずジャンヌが祈祷を受け、彼女のあげる凄い絶叫は、尼僧たちに異様な反響を巻き起した。ジュディッド尼がケイレン状態におちいり、一瞬の間にそれは尼僧たちみんなに伝染した。神父たちの策謀を見破ったランジェ、ルグランの二人は、有無を言わせず逮捕され、尼僧たちの狂乱はますます激しく、彼女らの抱く夢想はますます非現実的、堕落的になっていった。集団的ヒステリーの中、尼僧たちの虚言はそのまま信じられ、あくまで疑惑を捨てきれぬ人々は容赦なく逮捕された。遂に裁判にかけられたグランディエにはすぐに有罪の判決が下り牢獄に入れられ、自白を強いられてあらゆる拷問がかせられた。グランディエが火刑に処せられる日、ルーダンの町の広場は妖術使いの司祭の断末魔を一目見んとする群集で埋まった。始まった火刑の陰惨な光景に狂喜し絶叫する群集の背後では、ローバルドモンたちによる城壁の破壊がおこなわれていた。 | |
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10番街の殺人 / 10 Rillington Place |
1971年 | 0–0 | 74.8 | スリラー |
111分 | TSUTAYA DISCAS |
3.8 | 64% | 84% | 7.5 | 0–0 | イギリス | 2025年07月18日 | 0–0 | リチャード・フライシャー |
クライヴ・エクストン |
– | リチャード・アッテンボロー ジョン・ハート ジュディ・ギーソン パット・ヘイウッド イソベル・ブラック ミス・ライリー フィリス・マクマホン |
– | ロンドンの古いアパートに住むクリスティは温厚な元警察官だが、その正体は女性を殺害して凌辱する殺人鬼だった。新しく越してきた若い夫婦も彼の毒牙にかかり・・・。 |
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ニコライとアレクサンドラ / Nicholas and Alexandra |
1971年 | 0–0 | 69.0 | ドラマ |
188分 | Prime Video |
3.6 | 67% | 77% | 7.2 | 57 | イギリス アメリカ |
1972年4月22日 | Dec 13, 1971 | フランクリン・J・シャフナー |
ジェームズ・ゴールドマン |
– | マイケル・ジェイストン ジャネット・サズマン ジャック・ホーキンス クルト・ユルゲンス マイケル・レッドグレーヴ トム・ベイカー リン・フレデリック |
コロムビア / S・スピーゲル=F・J・シャフナー・プロ作品 |
1904年、ロシア皇帝ニコライ2世(マイケル・ジェイストン)と皇后アレクサンドラ(ジャネット・サズマン)との間に皇太子アレクセイが誕生した。しかしすでにロシアでは貴族階級と労働者、農民との間には亀裂が生じていた。当時ロシアは日露戦争に足を踏み入れ、ロンドンでは亡命したレーニン(マイケル・ブライアント)、スターリン(ジェームズ・ハゼルディン)、クルップスカヤ(ヴィヴィアン・ピックルズ)、トロツキー(ブライアン・コックス)らが、労働者蜂起を企て、ロマノフ王朝打倒を目指していた。このような情勢の中、皇太子アレクセイの成長につれ、その体内に血友病が巣くっていることが明らかになり、その困惑のただ中に怪僧ラスプーチン(トム・ベイカー)が登場、不思議な力をふるって皇太子の危機を救い、このことからラスプーチンに対する皇后アレクサンドラの寵愛が始まった。これを期にロシア人民の心が王家から離反、加えて悲惨な貧困禍に見舞われ、1905年、あの“血の日曜日”を見るに至った。危急に心を痛める首相ウィッテを首相の任から降ろし、ストルイピンが首相の座についた。その後ストルイピンが若いボルシェビキのボグロフに暗殺されたのに怒った皇帝は、ただちにユダヤ人と労働者の弾圧を命じたが、穏健派ケレンスキーの制止でやむなきに至った。再び戻ってきた皇室の平和。更に一度は追放されたラスプーチンの復帰。しかし勃発した第1次大戦を受けた皇帝は、ロシア軍に動員を指令、側近に耳も貸さず自ら指揮をとった。チューリッヒのレーニンはこの報を聞いて具体的な計画にとりかかった。ペテルブルグでは、ラスプーチンが暗殺され、国民の飢餓は極に達し、毎日のように暴動、デモが繰り返され、遂にゼネストが起こった。さすがの皇帝も退位の署名をし、2月革命は成った。ここにロシア200年の専制の時代は終わった。王室一家の身柄の安全に心をくだくケレンスキーは、レーニン帰国の報を聞いて緊張、革命独裁の道を阻まんとして議会でボリシェビキと衝突したが失敗。ためにボリシェビキは、反革命軍の皇帝かつぎだしを怖れ、裁判という名目で皇帝一族を幽閉した。そして最後の指令が走った。1918年7月16日夜、ニコライ、アレクサンドラ、そして皇太子アレクセイなど王室一家はすべて銃殺に処された。 |
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パットン大戦車軍団 / Patton |
1970年 | 0億6174万ドル | 84.4 | アクション ドラマ |
172分 | Prime Video DMM TV TELASA J:COM STREAM TSUTAYA DISCAS music.jp |
3.6 | 92% | 93% | 7.9 | 86 | アメリカ | 1970年6月27日 | Jan 25, 1970 | フランクリン・J・シャフナー |
フランシス・フォード・コッポラ エドマンド・H・ノース |
– | ジョージ・C・スコット カール・マルデン マイケル・ストロング カール・ミカエル・フォーグラー スティーヴン・ヤング フランク・ラティモア エドワード・ビンズ |
20世紀フォックス / フランク・マッカーシー=フランクリン・J・シャフナー・プロ作品 |
1943年、アフリカ戦線。初陣のアメリカ第2機甲兵団は、ドイツのロンメル将軍(カール・ミカエル・フォーグラー)の指揮する軍団をかい滅させたが、味方の損害も大きかった。そこへ、パットン将軍(ジョージ・C・スコット)が着任。兵団たて直しのため、ブラッドリー少将(カール・マルデン)を副官に任じ、厳しい再訓練を開始した。彼は、ロンメルと雌雄を決する気構えだった。その機会は意外に早く訪れた。そして、エルゲッターの戦闘で、彼の軍団はロンメルの機甲兵団をみごと粉砕した。この勝利で、アメリカ軍はモントゴメリー大将(マイケル・ベイツ)のイギリス軍と、歩調を合わせることができた。アフリカ方面の戦闘が終局を告げると、パットンはシチリア島侵攻の、第2兵団司令官となった。この侵攻作戦をめぐり、速攻派のパットンと慎重派のモントゴメリーは対立したが、パットンは作戦を強行、パレルモを奪取した。しかし、戦争ノイローゼの兵隊を殴ったことから、兵団司令の任をはずされた彼は、欧州上陸作戦最高司令官の重任も、ブラッドリーにさらわれてしまった。失意のパットンは、やがてイギリスにまわされたが、そこの婦人クラブで行った講演の内容から、またも彼は上層部の譴責をうけた。やがてノルマンディ上陸作戦が成功。作戦に参加できなかったことを悔やむパットンに、名誉回復の日が到来した。ブラッドリーが、第3兵団司令官として、彼をノルマンディに呼びよせたのである。勇躍したパットンは、電撃的にドイツ軍を撃破、さらに有名なバルジの戦闘で、戦史に残る功績をあげた。やがてドイツは降伏。しかし、ソ連ぎらいのパットンは、そのためまたも物議をかもし出し、ついに失意のうちに、自動車事故でその特異な生涯を終えた。 |
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恋人たちの曲/悲愴 / The Music Lovers |
1970年 | 0–0 | 71.2 | 伝記 | 124分 | – | 4.0 | 59% | 74% | 7.2 | 0–0 | イギリス | 1972年4月1日 | Jan 24, 1971 | ケン・ラッセル |
メルヴィン・ブラック |
– | リチャード・チェンバレン グレンダ・ジャクソン マックス・アドリアン クリストファー・ゲイブル |
ユナイト / ケン・ラッセルフィルム |
ピョートル・チャイコフスキー(リチャード・チェンバレン)と親友のアントン・シロフスキー伯爵(クリストファー・ゲイブル)は雪の夜、酔っ払ってアントンのベッドになだれこんだ。二人の異常な関係は音楽院の中でも噂されチャイコフスキーの輝かしい未来に大きな危惧を抱かせていた。彼の姉サーシャは弟の身を気づかい、アントンから引き離そうと自邸へ連れ帰った。しかし所有欲の強いアントンによって彼は再び泥沼のような生活にのめりこんでいった。こうした生活のなかでも、チャイコフスキーは憂愁に満ちた美しい佳曲を作曲していった。モスクワ音楽院で行われたチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番の演奏会は音楽院長ニコライ・ルービンシュタイン(マックス・エイドリアン)の酷評にもかかわらず、聴衆の絶賛を博し、芸術の庇護者として有名なナジータ・フォン・メック夫人(イザベラ・テレジンスカ)を魅了、フォン・メック夫人はチャイコフスキーの援助を申し出た。唯一つの条件として、2人は絶対に会わないという条件で。チャイコフスキーは私生活を建て直そうと決意。彼に好意を寄せる熱情的なニーナ・ミリョーコワ(グレンダ・ジャクソン)と電撃的に結婚した。しかしこの結婚はチャイコフスキーにとって、みじめな結果に終った。結婚生活に堪え切れなくなったチャイコフスキーは自殺を図ったのだ。チャイコフスキーの実際家の弟モデステ(ケネス・コリー)は自らマネージャーを買って出、兄をニーナから引き離した。フォン・メック夫人はチャイコフスキーをブライロフの別荘に送り静養をすすめた。チャイコフスキーは夫人の信頼と友情に励まされ、すぐれた作品を作り、二人の間には理想的なプラトニック・ラブが生まれた。しかしチャイコフスキーの誕生祝いの席でメック夫人に近づいたアントンは過去のチャイコフスキーとの醜関係を暴露した。このことが夫人とチャイコフスキーの間に亀裂をつくり、夫人はチャイコフスキーの許を離れていった。そして時が立ち、友人は一人一人と去り、ニーナは脳病院に入り、姉のサーシャも死んでいった。53才、チャイコフスキーは交響曲“悲愴”を書き上げると毒物をあおり、数日後この世を去った。 |
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野性の少年 / The Wild Child |
1969年 | 0–0 | 84.6 | ドラマ 伝記 |
86分 | TSUTAYA DISCAS |
3.7 | 100% | 81% | 7.4 | 94 | フランス | 1970年12月19日 | 0–0 | フランソワ・トリュフォー |
フランソワ・トリュフォー ジャン・グリュオー |
– | ジャン=ピエール・カルゴル フランソワ・トリュフォー ジャン・ダステ フランソワーズ・セーニエ |
ユナイト / レ・フィルム・デュ・キャロッス |
フランス中部の森林地帯アベイロンで、獣の習性をもった、野性の少年が捕えられた。百姓たちはその処置にこまったが、ひとり、レミー老人(P・ビレ)だけが、この野性児に愛情ある接し方をした。やがて、少年はパリの研究所に、研究のため引き取られた。そこのイタール博士(F・トリュフォ)と上役のピネル教授(J・ダステ)が少年を検査した結果、彼は赤ん坊の時、両親に喉を切られ、死んだと思って森に捨てられた、ということになった。この傷によって、少年は十二歳位だと判断された。少年は世間の関心を集め、見世物にされたり、悪戯されたりした。その興味が薄れた時、少年はもっと悲惨に扱われた。これをみかねたイタールは、少年の薄弱的症状は、人間文化の不足によるものだとして、自分の家に引き取って、自説を証明しようとした。ビクトル(J・P・カルゴル)と名づけられた少年は、その日から、人間になるための困難な道を歩みはじめた。イタールはその過程を、刻明に記録していった。それは人間味あふれる闘いであり、感情のコミニュケーションであった。家政婦のゲラン夫人(F・セニエ)も、やさしい心で少年に接し、協力した。少年の感性は、目覚めつつあった。初めて涙をながし、初めて「ミルク」と言った。そして、不当に罰せられると、反抗するようになった。これは大きな進歩であった。イタールは喜びのあまり叫んだ。「君はもう人間だ」。しかし、イタールにも失意の日はあった。絶望的になり、自分のしていることの意味がわからなくなることもあった。そして、ついにある日、ビクトルが逃亡した。だが、人間的感情を身につけてしまった少年には、一人ぼっちで自然にいることは耐えられなかった。みじめな様子でもどってきた少年を見て、イタールは自分の行ってきたことの成果をこんどこそ確信した。その時から、また彼とピクトルの新たなる勉強が、始まったのだった。 |
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ワーテルロー / Waterloo |
1969年 | 0–0 | 63.8 | 戦争 | 133分 | TSUTAYA DISCAS |
3.6 | 27% | 83% | 7.3 | 0–0 | イタリア ソ連 ロシア |
1970年12月19日 | 0–0 | セルゲイ・ボンダルチュク |
セルゲイ・ボンダルチュク H・A・L・クレイグ ヴィットリオ・ボニチェリ |
– | ロッド・スタイガー クリストファー・プラマー オーソン・ウェルズ ジャック・ホーキンス ヴァージニア・マッケンナ ダン・オハーリヒー フィリップ・フォルケ |
コロムビア / ディノ・デ・ラウレンティス・プロ=モス・フィルム |
フランス全土はナポレオン(ロッド・スタイガー)がエルバ島から脱出した事を知り興奮にわきかえっていた。南仏に上陸したナポレオンは護衛兵を従えパリに向かった。パリのルイ十八世(オーソン・ウェルズ)は、かつてナポレオンの将校だったネイ将軍(ダン・オハーリー)を派遣し、進撃を阻止しようとしたが兵隊はナポレオンを見ると銃を投げだし、歓声をあげて彼のまわりにむらがった。ルイ十八世軍と一度も戦火を交えず凱旋した彼は民衆の熱狂的歓迎を受け再びフランスの皇帝になり、ルイ十八世はなすすべもなく王宮を渡した。しかし、英、仏、オーストリア、プロシャの各国は、今度こそナポレオンを徹底的に駆逐しようと、軍備を強化していた。英国のウェリントン卿(クリストファー・プラマー)軍、プロシャ軍等は既にベルギーのワーテルローへ移動していた。これを知ったナポレオンも軍を率いてワーテルローに向った。その日、ウェリントンはブリュッセルのリッチモンド侯爵夫人(ヴァージニア・マッケナ)の舞踏会でナポレオン進撃のニュースを受け、すぐ前線に戻り、戦いに備える事になった。そして、数日降り続いた雨もやんだ一八一五年六月十五日ナポレオン軍、連合側、合わせて約十五万の軍勢がワーテルローに結集し、両雄の生涯をかけ十時間を越える大激戦が開始されたのである。後年、ウェリントンはこの戦いについて、「もし私がイベリア半島戦後の武将と共にあったら、私はクアトル・ブラスで戦っていただろう」と言っている。その地で戦いの火蓋はきられた。ワーテルローから南八マイルの地点である。ここでウェリントン軍はネイ将軍率いる軍隊を破り、士気は上がった。だが、六月十七日朝、ウェリントンは作戦変更の通知を受けた。南東のリグヌでプロシャ軍が大敗したというのだ。それで彼の軍は北方に移動し、ワーテルローに向った。その地はウェリントンの戦闘計画にはない地点であり、戦いに良い地形とはいえなかった。夜に合流する予定のプロシャ軍とそれを阻止しようというナポレオンの意図はウェリントンに運がついた。ウェリントン軍総勢六七万人、ナポレオン軍六八万人。ウェリントン軍の半分は訓練されていない兵士だった。戦いの前にナポレオンは「ウェリントンは無能な将軍で軍隊もなってないから、朝メシ前の戦いだ」と言った。が、六月十八日午前十一時に砲火の口火が切られてからは昼メシも危くなった。お互の要塞の攻撃、歩兵戦、騎兵戦と続いた。午後六時になっても決着はつかなかった。双方の犠牲者は果てしなかった。午後七時ナポレオンは最後の手をうって総攻撃をかけ、対応してウェリントンもむかえ撃った。戦いは十時間余に及び、仏軍は敗退した。ウェリントンはこの戦いについて、こう言った。「多数の兵を失った事に次いで悲惨なことはこのような勝利を得ることである」。この戦いにナポレオン軍の死者三万以上、英軍死者一・五万、プロシャ軍七千人以上で傷ついた者は数知れなかった。ナポレオンは、プロシャ軍に、捕まりそうになったが、パリに逃亡、その後セント・ヘレナ島に流された。ウェリントンは言った「この戦いが終り、世界の平和が来た。これは、歴史上のどんな戦いよりも重要な戦いであった」。 |
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・総合評価はFilmarks、Tomatometer、Popcornmeter、IMDb RATING、Metascoreの平均値から算出しています。
総合評価ランキング TOP10
1位『ピカソの冒険』(1978年)
| 総合評価 | 87.0 |
|---|---|
| 上映時間 | 113分 |
| 英題 | The Adventures of Picasso |
| 監督 | タージェ・ダニエルソン |
| 脚本 | ハンス・アルフレッドソン、タージェ・ダニエルソン |
| 出演 | ヨースタ・エックマン、ハンス・アルフレッドソン、マルガレータ・クローク、レナ・オリン、バーナード・クリビンス、ウィルフリッド・ブランベル |
| filmarks | https://filmarks.com/movies/85888 |
2位『鏡』(1975年)
| 総合評価 | 86.4 |
|---|---|
| 上映時間 | 110分 |
| 英題 | The Mirror |
| 監督 | アンドレイ・タルコフスキー |
| 脚本 | アレクサンドル・ミシャーリン、アンドレイ・タルコフスキー |
| 出演 | マルガリータ・テレホワ、オレグ・ヤンコフスキー |
| あらすじ | タルコフスキーの自伝的要素の濃い作品。家族の許から去った父。母の職場の同僚の死。第二次世界大戦、文化大革 命、中ソ国境紛争など、激動の世界情勢を通し心象風景が形づくられる。 |
| filmarks | https://filmarks.com/movies/37493 |
3位『狼たちの午後』(1975年)
| 総合評価 | 85.2 |
|---|---|
| 世界興収 | 5001万ドル |
| 上映時間 | 125分 |
| 英題 | Dog Day Afternoon |
| 監督 | シドニー・ルメット |
| 脚本 | フランク・ピアソン |
| 出演 | アル・パチーノ、サリー・ボイヤー、ジョン・カザール、チャールズ・ダーニング、ジェームズ・ブロデリック、クリス・サランドン、ペニー・アレン |
| あらすじ | うだるような暑さのブルックリンの午後。無計画な2人の男、ソニーとサルが銀行を襲った。予想外の事態が重なり、追い詰められた2人は人質を取って籠城。警官隊、熱狂する群衆、騒ぎ立てるマスコミらが取り囲むなか、事態は限りなくエスカレートしていく。 |
| filmarks | https://filmarks.com/movies/25042 |
| 動画配信 | U-NEXT、Lemino、TSUTAYA DISCAS、music.jp |
4位『アギーレ/神の怒り』(1972年)
| 総合評価 | 85.0 |
|---|---|
| 上映時間 | 93分 |
| 英題 | Aguirre: The Wrath of God |
| 監督 | ヴェルナー・ヘルツォーク |
| 脚本 | ヴェルナー・ヘルツォーク |
| 出演 | クラウス・キンスキー、ヘレナ・ロホ、ルイ・グエッラ、セシリア・リベーラ |
| あらすじ | 16世紀、アマゾンの奥地に黄金郷を求めたスペイン探検隊の実話が原作。最後の峠を越えたところで厳しい自然に阻まれ、食料も底をつき探検隊は内部崩壊してゆく。 |
| filmarks | https://filmarks.com/movies/37535 |
| 動画配信 | Prime Video、DMM TV、Hulu、J:COM STREAM、TSUTAYA DISCAS、music.jp |
5位『野性の少年』(1969年)
| 総合評価 | 84.6 |
|---|---|
| 上映時間 | 86分 |
| 英題 | The Wild Child |
| 監督 | フランソワ・トリュフォー |
| 脚本 | フランソワ・トリュフォー、ジャン・グリュオー |
| 出演 | ジャン=ピエール・カルゴル、フランソワ・トリュフォー、ジャン・ダステ、フランソワーズ・セーニエ |
| あらすじ | フランス中部の森林地帯アベイロンで、獣の習性をもった、野性の少年が捕えられた。百姓たちはその処置にこまったが、ひとり、レミー老人(P・ビレ)だけが、この野性児に愛情ある接し方をした。やがて、少年はパリの研究所に、研究のため引き取られた。そこのイタール博士(F・トリュフォ)と上役のピネル教授(J・ダステ)が少年を検査した結果、彼は赤ん坊の時、両親に喉を切られ、死んだと思って森に捨てられた、ということになった。この傷によって、少年は十二歳位だと判断された。少年は世間の関心を集め、見世物にされたり、悪戯されたりした。その興味が薄れた時、少年はもっと悲惨に扱われた。これをみかねたイタールは、少年の薄弱的症状は、人間文化の不足によるものだとして、自分の家に引き取って、自説を証明しようとした。ビクトル(J・P・カルゴル)と名づけられた少年は、その日から、人間になるための困難な道を歩みはじめた。イタールはその過程を、刻明に記録していった。それは人間味あふれる闘いであり、感情のコミニュケーションであった。家政婦のゲラン夫人(F・セニエ)も、やさしい心で少年に接し、協力した。少年の感性は、目覚めつつあった。初めて涙をながし、初めて「ミルク」と言った。そして、不当に罰せられると、反抗するようになった。これは大きな進歩であった。イタールは喜びのあまり叫んだ。「君はもう人間だ」。しかし、イタールにも失意の日はあった。絶望的になり、自分のしていることの意味がわからなくなることもあった。そして、ついにある日、ビクトルが逃亡した。だが、人間的感情を身につけてしまった少年には、一人ぼっちで自然にいることは耐えられなかった。みじめな様子でもどってきた少年を見て、イタールは自分の行ってきたことの成果をこんどこそ確信した。その時から、また彼とピクトルの新たなる勉強が、始まったのだった。 |
| filmarks | https://filmarks.com/movies/22430 |
| 動画配信 | TSUTAYA DISCAS |
6位『パットン大戦車軍団』(1970年)
| 総合評価 | 84.4 |
|---|---|
| 世界興収 | 6174万ドル |
| 上映時間 | 172分 |
| 英題 | Patton |
| 監督 | フランクリン・J・シャフナー |
| 脚本 | フランシス・フォード・コッポラ、エドマンド・H・ノース |
| 出演 | ジョージ・C・スコット、カール・マルデン、マイケル・ストロング、カール・ミカエル・フォーグラー、スティーヴン・ヤング、フランク・ラティモア、エドワード・ビンズ |
| あらすじ | 1943年、アフリカ戦線。初陣のアメリカ第2機甲兵団は、ドイツのロンメル将軍(カール・ミカエル・フォーグラー)の指揮する軍団をかい滅させたが、味方の損害も大きかった。そこへ、パットン将軍(ジョージ・C・スコット)が着任。兵団たて直しのため、ブラッドリー少将(カール・マルデン)を副官に任じ、厳しい再訓練を開始した。彼は、ロンメルと雌雄を決する気構えだった。その機会は意外に早く訪れた。そして、エルゲッターの戦闘で、彼の軍団はロンメルの機甲兵団をみごと粉砕した。この勝利で、アメリカ軍はモントゴメリー大将(マイケル・ベイツ)のイギリス軍と、歩調を合わせることができた。アフリカ方面の戦闘が終局を告げると、パットンはシチリア島侵攻の、第2兵団司令官となった。この侵攻作戦をめぐり、速攻派のパットンと慎重派のモントゴメリーは対立したが、パットンは作戦を強行、パレルモを奪取した。しかし、戦争ノイローゼの兵隊を殴ったことから、兵団司令の任をはずされた彼は、欧州上陸作戦最高司令官の重任も、ブラッドリーにさらわれてしまった。失意のパットンは、やがてイギリスにまわされたが、そこの婦人クラブで行った講演の内容から、またも彼は上層部の譴責をうけた。やがてノルマンディ上陸作戦が成功。作戦に参加できなかったことを悔やむパットンに、名誉回復の日が到来した。ブラッドリーが、第3兵団司令官として、彼をノルマンディに呼びよせたのである。勇躍したパットンは、電撃的にドイツ軍を撃破、さらに有名なバルジの戦闘で、戦史に残る功績をあげた。やがてドイツは降伏。しかし、ソ連ぎらいのパットンは、そのためまたも物議をかもし出し、ついに失意のうちに、自動車事故でその特異な生涯を終えた。 |
| filmarks | https://filmarks.com/movies/37117 |
| 動画配信 | Prime Video、DMM TV、TELASA、J:COM STREAM、TSUTAYA DISCAS、music.jp |
7位『セルピコ』(1973年)
| 総合評価 | 83.4 |
|---|---|
| 世界興収 | 2985万ドル |
| 上映時間 | 130分 |
| 英題 | Serpico |
| 監督 | シドニー・ルメット |
| 脚本 | ウォルド・ソルト、ノーマン・ウェクスラー |
| 出演 | アル・パチーノ、ジョン・ランドルフ、ジャック・キーホー、ビフ・マクガイア、トニー・ロバーツ、コーネリア・シャープ、F・マーリー・エイブラハム |
| あらすじ | 警察学校を卒業したばかりのフランク・セルピコは正義感に燃えていたが、警察内部の腐敗を知り、次第に孤立していく。セルピコは不正を訴えるべく告発に踏みきるが、市内で最も危険な場所といわれるブルックリンの一画に配属されてしまう。 |
| filmarks | https://filmarks.com/movies/19659 |
| 動画配信 | Prime Video、U-NEXT、Lemino、J:COM STREAM、TSUTAYA DISCAS、music.jp |
8位『カスパー・ハウザーの謎』(1974年)
| 総合評価 | 82.8 |
|---|---|
| 上映時間 | 110分 |
| 英題 | Every Man for Himself and God Against All |
| 監督 | ヴェルナー・ヘルツォーク |
| 脚本 | ヴェルナー・ヘルツォーク |
| 出演 | ブルーノ・S、ワルター・ラーデンガスト、キドラット・タヒミック |
| あらすじ | ドイツの田舎に1人の男カスパー(ブルーノ・S)が現われた。彼は今まで穴蔵に閉じ込められ、鎖につながれる生活をしてきたので、すわるか横たわることしかできず、喋れない。人々は彼に興味を示し、次第に人々の好奇心は彼の人間性を傷つけていった。やがて、色々なことを教えこまれた彼は、サーカスの見せ物にされ、ついには殺されてしまう。カスパーは一体何者だったのだろうか。彼が殺された今では、誰もわからない。 |
| filmarks | https://filmarks.com/movies/14562 |
| 動画配信 | TSUTAYA DISCAS |
9位『デルス・ウザーラ』(1975年)
| 総合評価 | 81.8 |
|---|---|
| 上映時間 | 161分 |
| 英題 | Dersu Uzala |
| 監督 | 黒澤明 |
| 脚本 | 黒澤明、ユーリー・ナギービン |
| 出演 | ユーリー・サローミン、マクシム・ムンズク、スベトラーナ・ダニエルチェンコ、スイメンクル・チョクモロフ、ピャートコフ、プロハノフ、ウラディミール・ブルラコフ |
| あらすじ | 第一部 地誌調査のためにコサック兵六名を率いてウスリー地方にやってきたアルセーニエフ(Y・サローミン)がはじめてデルス(M・ムンズク)に会ったのは一九〇二年秋のある夜だった。隊員たちが熊と見まちがえたくらい、その動作は敏捷だった。鹿のナメシ皮のジャケットとズボンをつけたゴリド人デルスは、天然痘で妻子をなくした天涯狐独の猟師で、家を持たず密林の中で自然と共に暮らしている、とたどたどしい口調で語った。翌日からデルスは一行の案内人として同行することになった。ある日、アルセーニエフとデルスがハンカ湖付近の踏査に出かけた時のことである。気候は突如として急変し、静かだった湖は不気味な唸りをあげはじめた。迫りくる夕闇と同時に、横なぐりの吹雪が襲ってきた。デルスは、アルセーニエフに草を刈り取ることを命じ、二人は厳寒に耐えながら草を刈り続けた。あまりの寒さと疲労のために気を失ったアルセーニエフが気づくと、あれほど荒れ狂っていた吹雪がおさまりもとの静けさをとり戻していた。デルスが草で作った急造の野営小屋のおかげで凍死をまぬがれたのだ。シベリヤの短い秋が終わり、やがて厳しい冬がやってきた。食料を積んだソリを氷の割れ目に落とし、寒さの他に飢餓が彼らを苦しめた。この時もデルスの鋭い観察眼が一行を救った。第一次の地誌調査の目的を達したアルセーニエフの一行はウラジオストックに帰ることになり、彼はデルスを自分の家に誘ったがデルスは弾丸を少し貰うと、一行に別れを告げて密林に帰っていった。 第二部 一九〇七年。再度ウスリー地方に探検したアルセーニエフはデルスと再会した。その頃ウスリーには、フンフーズと呼ばれる匪賊が徘徊し、土着民の生活を破壊していた。フンフーズに襲われた土着民を助けたデルスはジャン・バオ(S・チャクモロフ)という討伐隊長にフンフーズ追跡を依頼した。その頃から、忍びよる老いと密林の恐ろしい孤独が次第にデルスをむしばんでいった。視力が急速におとろえたデルスを、アンバ(ウスリーの虎)の幻影が苦しめ極度に恐れさせた。猟ができなくなったデルスは既に密林に住むことは許されない。あれほど都市の生活を嫌っていたデルスはアルセーニエフの誘いに応じ彼の家に住むことになった。しかし、密林以外で生活したことのないデルスにとって、自然の摂理にそむいた都会生活は、彼の肉体と精神をむしばむばかりだった。そのデルスの苦悩を、アルセーニエフやその妻(S・ダニエルチェンカ)もいやすことができなかった。密林に帰ることになったデルスに、アルセーニエフは最新式の銃を贈った。だが、そのアルセーニエフの好意がとりかえしのつかない災いを招くことになった。デルスは行きずりの強盗にその銃を奪われ、他殺死体として発見されたのだ。アルセーニエフは、冷たい土の中に埋められていくデルスの変わりはてた姿を見ながら慟哭していた。 |
| filmarks | https://filmarks.com/movies/28996 |
| 動画配信 | TSUTAYA DISCAS |
10位『ザ・メッセージ』(1976年)
| 総合評価 | 81.7 |
|---|---|
| 上映時間 | 145分 |
| 英題 | The Message |
| 監督 | ムスタファ・アッカド |
| 脚本 | H・A・L・クレイグ |
| 出演 | アンソニー・クイン、イレーネ・パパス、マイケル・アンサラ、ジョニー・セッカ、マイケル・フォレスト、ユアン・ソロン、アンドレ・モレル |
| あらすじ | 西暦610年、メッカの町。富裕な貴族が奴隷を持ち、貧富の差は激しい。彼らはカーバの神殿に300余の神を祭り、偶像崇拝に明け暮れていた。メッカは、マフズーム家のジャフルや、アブド・シャムス家のスフヤン(マイケル・アンサラ)などの支配者によって征服されている。その頃、メッカ近郊のヒラー山洞穴で1人の男が、天使により啓示をうけたという噂が流れ、若者の間で反響を起こした。邪神像でなく唯一絶対の神アラーの使徒とし、現状のままでは、終末も近いことを予言し、社会矛盾をとくマホメットの出現だ。スフヤンらにとって、これはまずい出来事だった。彼らは、マホメットとアラーの神を信じる者へ日ごと迫害を加えていく。だが、若者たちは、マホメットのメッセージに耳をかたむけ、それを書きとめた。かくて、イスラム教典『コーラン』は生まれる。やがて、村八分にされたマホメットはメッカでの伝道を断念し、北の町メディナに移った。信徒たちにより、レンガ造りのささやかな聖堂も出来た。ターイフの町では信者は追われ、彼らの日々は苦しい。だが、巡礼者7人がアカバの谷間で彼の教えに従う『アカバの誓い』も行なわれた。家もなく、あらゆるものを押収されたイスラム教徒らは、自分の信念のため、メッカ軍と戦わねばならぬ事を悟った。624年3月、ジャフルとスフヤン一味とイスラム軍は紅海沿岸のバドルで激突する。イスラムの奇跡的な勝利は、翌年の敗北へと続いていった。戦いの連続は教徒達の団結をさらに強くしていき、かつて一国家にまとまったことのない多数の部族間に統一の動きが現われてきた。628年。1400名の信徒を率いてメッカ入りしたマホメットは、メッカとの間に10年間の休戦条約を結び、さすがのメッカ軍も予言者の前に屈し、カーバの300体の邪神像は破壊され、聖堂は唯一神アラーの礼拝の場となるのだった。 |
| filmarks | https://filmarks.com/movies/8344 |
| 動画配信 | DMM TV、TSUTAYA DISCAS、music.jp |
参考

The Best 1970s Biopic
Which of these 35 top rated biopics of the 1970s is your favorite?After voting, you may discuss the poll here (Note: Tit...









































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